慈恩寺小学校での紙漉き体験のチャレンジスクール

2017/11/18

慈恩寺小学校での紙漉き体験のチャレンジスクール

 

11月18日にさいたま市立慈恩寺小学校にて

紙漉き体験のチャレンジスクールを行いました。

最初は緊張していた(もしかしたらつまらなそうと思っていた...?)

子供たちも、帰る際にはまた来てね!楽しかった!

と楽しんでくれたようでなによりです。

 

今回は学校で余っていた体操着からはがきを作りました。

紙漉き体験の前に少しお話をさせて頂きました。

 

紙は木から出来るということを子供たちは知っていました。

ただ、まさか体操着や今着ている服から紙が出来るなんて思っても

みなかったようで、驚きの声が多かったです。

着れなくなって普段使わなくなったら捨ててしまっていた洋服やタオルから紙は出来るのに、どうしてわざわざ木を切って紙を作るんだろう?という話を(皆がつまんなくならないようなるべく短めで)しました。

子供たちの心にこの話がどれだけ響いたかは分からないですが

モノを捨てる前にこれってもしかしたら紙に出来るかも……

と手を止めてくれる子が一人でもいてくれたら嬉しいです。

 

いざ、紙漉き体験。

紙漉きはいい紙を作るには意外と繊細な作業が必要です。

自分の順番になるまでは友達と賑やかにしていた子供たちも

自分の番になると真剣な眼差しで紙を作っていました。

 

弊会理事長が群馬に赴いた際に拾ってきたもみじを使いはがきに

装飾を施し、完成。

 

こんなん出来た!もみじここに置いたんだ!

とみんな世界に一枚の自分だけのはがきの完成を

嬉しそうに報告してくれました。

 

1人1枚の予定でしたが、時間がまだまだ余っていたこともあって

結局1人3枚も作りました。

 

また、原料の違う10種類ほどの紙を持って行ったのですが

紙漉きの順番待ちの子供たちから突然呼ばれて行ってみると、バナナから作った紙とタオルから作った紙って全然触り心地が違う!!

と教えてくれました。良く気付いたなと驚きでした。

子供たちの好奇心、恐るべし………。

 

総じて、顔が溢れる楽しい会でした。

 

 

今回は卒業したら捨ててしまう体操着と

山道に落ちていたもみじを使ってはがきを作った訳ですが

普段捨てていたものからはがきを作ったはいいけども

これを使わなきゃ捨ててるのと一緒です。

お母さん、お父さんやおじいちゃんおばあちゃんなど

普段お世話になってる人にぜひお手紙を書いてねということで

会を締めくくりました。

子供たちが世界に一枚だけのはがきにどんなお手紙を書くのか

非常に楽しみです。

 

でもせっかく作ったのに使っちゃうの勿体ない!という人がいたら

連絡を下さい。

また一緒に紙漉きをしましょう!材料は色んなとこに転がっています。